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木のかたち

木のしごと ] 2013/08/03(Sat)
kyknofdke.jpg

一昨年の暮れだった。

地元の方に、庭にあったケヤキの大木を数年前に伐採して
製材した木があるから、何か作ってほしい... とのお話を頂く。

しかし、畑に野積みされた雨ざらしの大量の木材は
ほとんどが腐り落ち、虫の巣窟となっていた。

それでも、何とか使えそうな部分を選んで持ち帰り
腐れと虫の痕跡を切り離して、工房内で桟積みした。
この時点では、木材の含水率が30~40%代と高く
とてもすぐに加工できる代物ではなかった。


一年以上かけて、含水率が18%以下になるまで乾燥させた。


持ち帰った木材の中から、表面を削ってみて唯一大きな面積が
とれたのが、長さ4尺程のこの板一枚。

これで何をつくるのか...




厚みは当初70mmくらいあったが、腐れた部分が除けるまで削ると
40mm弱まで薄くなった。

腐れや割れを除けながら、かたちが決まっていく...








kyknofdke01.jpg

文机の天板として...









kyknofdke02.jpg

耳付きの板をそのまま天板にした机ではなく
アウトラインは手探りで決める。

試みとして、定規の類を使わず、木目を見ながら手道具だけで削った。

正確に言うと、腐れや割れの部分を見ながら、それらがうまく除けるように
削ったら、こういうかたちになった。









kyknofdke03.jpg

物のかたちを木から作る...
という行為を考える上で、良い機会を与えて頂いた。



語りはともかく...
作っていて、いつも以上に楽しかった。

多謝。




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