
今年もいつも通り 松本の金峯山牛伏寺へ初詣。
一年前には想像もできなかった 世の中の今の状況。
未曾有のcovid-19による 非日常現象は続いている。
牛伏寺もまた 例年とは全く違う状況があった。

参拝客が少ない。
車の出入りの交通整理係らしき人達もいない。
必ず立ち寄っていた手水場は 使用禁止。

仁王門手前の2頭の牛には 触れることもできない。
これでは 伏せている牛の足元が雪に埋もれているのを
掃ってあげようにも掃えない。

観音堂前の香閣の線香は 無人販売方式になっている。
恒例の厄除縁日大祭も 今年は中止だそうだ。
感染拡大防止対策は どんな施設も必須なのである。

あぁ 今年は鐘を撞くこともできないのか...
元々我家は 日常の行動の基本が 混雑回避型である。
外出はなるべく人出の少ない時間帯に人出の少ない場所
を選ぶ傾向がある。
この行動パターンは コロナ禍にうまく当てはまる。

参拝後 その考えのもと ほぼ人に遇わない寺の裏手の
"牛伏川フランス式階段工"方面へ散策に向かうと
ここは 奥がキャンプ場になっている静かな場所だが
雪上に 点々と車が止まっていて3~4組の人影が...
中には 東屋でお茶を飲んでいる人々も...
covid-19により すでに混雑回避型の行動は
ノーマル化しつつあるのだろうか?
ならば 次なる混雑回避の手を。。。

諏訪湖が凍らない。
毎年、大寒の時期に諏訪湖の湖面が凍ってせり上がる
“御神渡り”が話題になるが、今年は暖冬傾向が続き
湖面もおだやかだ。
寒くなくて良い... のではなく、御神渡りは重要な神事
なので湖面は凍ってほしい訳だが、この冬は暖かい。
疑いもなく、地球は温暖化している。

地球温暖化の原因である、二酸化炭素の大量排出は
遡ると、18世紀の産業革命に端を発するという。
人間の生活が、豊かに便利に、なればなるほど
地球は不安定になってきた。

大型ハリケーン、大型サイクロン、大型台風が発生し
熱波、大雨、干ばつ、森林火災が起こり...
地球の泣き叫ぶ声を、聞いているかのようだ。

では、我々に何が出来るのか?
おそらく...
豊かに便利になり過ぎたこの世の中を、少しずつ質素に
不便に戻していくという作業が、必要なんじゃないかと...
今日、家人が薪置き場で
薪に紛れて冬眠中のはずだった蜂に、指を刺された...
これは、めずらしい蟠桃(ばんとう)という桃。
8月位から、様々な果物が果樹園の店先を彩る。
収穫のタイミングが日替わりなので
店頭に並ぶものに日々変化があって楽しめる。
信州に暮らしてからはこの季節の魅力にはまる。
果樹園おすすめの食べ方にならうと、皮は剥かない。
かぶりつく...
蟠桃は、孫悟空がこれを盗み食いして不老不死になった
伝説の桃だが、恐らく彼も皮を剥かずかぶりついたはず...
桃感が濃く、野趣に富んでいて美味しい...
... が、不老不死を私は望まない。

この冬は雪も少なく 過ごしやすい気候だった。
中央アルプスの雄姿は この地へ通う楽しみの一つだ。
冬の間
長野県上松技術専門校 の
非常勤講師を3ヶ月半程勤め 3月2日の技能祭を最後に無事終了。
往復120km超の軽トラック通勤も これで5シーズンを数えた。

技能祭には 毎年各地からOB、OG達が母校を訪れる。
今回 学校の隣の施設“よろまいか”で OB、OG達が束の間の交流をした。
「VIVA AGEMATSU」 が いつしか合言葉となって もう1年が経った。
...と言っても 昨年度の修了生にしか通じないと思うが...→(
上松技術専門校インスタグラム)
ではまた いつか!

山をおりて 海にほど近いところでの展示会が始まる
在廊のために滞在し 朝のうちに海をながめにいく
藤沢から江ノ電にゆられて 湘南海岸公園駅で下車
そこから 海めざして歩く...
途中 キャリアにサーフボードを積んで 海へと急ぐチャリンコを
どれだけ見送ったことか...
山にはありえない光景
身体が 海に向かってギアチェンジしていく

30年前のこと よくチャリンコでこのあたりを走った
当時住んでいた東京の町田から 海へ向かってこぎだし
江の島から鎌倉まで 江ノ電と並走してみたり...

なんで 海めざしてチャリンコをこいでたかって...
おそらく ただ ボーっと海をながめていただけで
それ以上 何もなかったわけで
そして今も さして変わらず
ただ ボーっと海をながめたいから
ここに こうしているだけなんです

三月末 人間ドックの受診で病院へ行く
内科の診察で 運動不足による問題点の指摘を受ける
薄々わかってはいたが 何とかしないと...
昔のサイクリング好きは 数年前に運動不足解消のための
ランドナーを手に入れていたが 一向に乗りつけなかった
山あいの集落は坂だらけで どこへ行くにも上るか下るか...
ペダルをこぐ脚は重たく 気持ちもそれに比例して重たく...

春...
満を持して サイクリングの季節となったではないか!
さっそく かなり久しぶりに一日10km目標で山あいを走り始める...
3日目 下り坂でスピードが出て段差を乗り越えた時。。。
肩のあたりに衝撃があって 右腕が少ししびれてきた
それでも4日目 名残り雪舞う中 半ば強制的に再びペダルをこぐ
そして翌朝 右の肩甲骨から首、腕にかけての痛みに襲われる
首が回らない...

高校生の時に骨折して以来の 整骨院へ通院することになる
初めて 低周波治療とか鍼治療とかを経験する
だいぶ痛みはひいてきたが サイクリングの再開はまだ先だ
今はそれよりもハードな 和紙撚り編みの仕事が控えている
腕がもってくれるだろうか...